orenz0.2ミリ、これはダメだ
▲作ってくれた人には申し訳ない
ツタヤの文房具コーナーに立ち寄ってみた。どうやら最近のシャープペンのトレンドは芯が折れないことらしい。各社揃って芯折れ防止機構を取り付け、さらに「ウチの芯折れ防止機構じゃこんな細い芯でも折れないですよ!」と言わんばかりに0.3mmや0.2mmの芯を推していた。
特にぺんてるの0.2mmシャープペン芯には、倍増!20本入りと嬉しげ書かれていた。なぜぺんてるが0.2mmだけ倍増で販売しているのか観察してみると、どうやらぺんてる以外のメーカーは0.2mmのシャーペンをを製造していないようだった。つまり自社のシャーペンを使うお客様向けの感謝祭というカタチか(?)
仕方がないので0.2mmのシャー芯とorenzというシャーペンを買うことにした。久々の文房具投資に心を踊らせていた。
二日後
壊れた。原因は芯の詰まり。本体内のチャック部の芯が衝撃で折れてしまい、そのまま詰まってしまったようだ。amazonレビューを見るとかなり頻出の故障の仕方らしく、公式HPでも直し方の動画が貼られていた。本体に芯詰まり用のピンが装備されているものの、芯詰まりが深刻で押し出せない。力を加えるとピンが折れてグニャグニャになってしまった。0.2mmの針金であるからこれはどうしようもない。0.2mmの硬い棒を持っているわけもなく……。
製品デザインの段階で他社との差別化を図ることは、エンジニアに課せられた使命であることは痛いほど分かる。
細い字を書くためのソリューションとしての細芯、芯折れ防止機構 もしかするとクルトガを開発したチームは、細い字を書けるシャーペンを開発せよとの命令に対し、細芯&芯折れ防止のアプローチを試した後、芯回転機構のアプローチをしたのではないかと邪推した。(たぶんちがう)
まとめ
(書く時には芯が)orenz 略して orzで